ギャラクシーZフリップ特殊保護フィルム、セギョン社が単独供給

サムスン電子の「ギャラクシーZフリップ(Galaxy Z Flip)」のカバーガラス用特殊保護フィルムを韓国のセギョンハイテク社(SEGYUNG HITECH)が独占供給したという。韓国メディア・ジイレックが報じた。同特殊保護フィルムは、フォルダブルフォンのウィンドウに貼り付けることで、ディスプレイの保護を強化するパーツである。また、カバーガラスは外部からの衝撃から保護するとともに、指紋の汚れを防ぎ、タッチ感を向上させる機能も備えている。

透明PIフィルム(CPI)であれ、超薄膜ガラス(UTG)であれ、フォルダブルフォンのディスプレイ・カバーウィンドウには、最上層に特別な保護フィルム(PSA)が取り付けられている。ギャラクシーZフリップのカバーウィンドウの素材は厚さ30μmのUTGだ。昨年、ギャラクシーフォルド(GALAXY FOLD)のカバーウィンドウに採用されたCPIと比較すると、UTGは若干屈曲性が劣るものの、視認性が高く、キズもつきにくい。しかし、ガラスであることから、強い衝撃を加えると割れてしまう。そのため、保護フィルムが必要となる。

ジイレックによると、セギョン社は、サムスンが新型フォルダブルフォンのカバーウィンドウにUTGを採用すると伝えられた昨年から、すでにサムスンに供給する事になるだろうと明らかにしていたという。セギョンハイテク以外にギャラクシーZフリップ・カバーウィンドウ用保護フィルムの開発に参加した企業はないと把握されているとのこと。

このため、今年下半期に発売される予定の第2世代ギャラクシーフォルドのカバーウィンドウにも、セギョン社がフィルムを供給する可能性が高いとみられる。サムスン電子が今年、フォルダブルフォンの普及を目指していることから、フォルダブルフォンの売り上げに比例し、セギョンハイテクの売り上げも増えると見込まれる。サムスン電子は今年、フォルダブルフォンを少なくとも450~500万台販売するという目標を立てている。この数字は昨年50万台発売されたギャラクシーフォルドの10倍の規模となる。

セギョン社は昨年五月、30億ウォン(約2.8億円)円を投じてスウォンの工場を買収し、折り畳み式携帯電話カバーウィンドウ用保護フィルムを供給した。昨年末に竣工したベトナム第2工場も保護フィルムを製造することができるという。

会社は昨年7月、コスダックに上場した。昨年の売上高は、前年比10.5%増の約2836億ウォン(約263憶円)と推定される。営業利益は11.7%の減少が予想されている。スマートフォンの前面と背面に適用されるデコフィルムビジネスは、同社の売り上げの約半分を占めている。


コリア・エレクトロニクス

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