サムスンのQDディスプレイ、インクジェット印刷で問題か?

サムスンディスプレイが来年稼動を目標に準備中といわれる量子ドット(QD)ディスプレイの開発が長引いているようだ。韓国メディア・ジイレックが報じた。核心技術であるQDインクジェット印刷装置の詳細な仕様と、大型ブルー有機発光ダイオード(OLED)素子の構成などでまだ最終調整が必要であるようだ。

QDディスプレイのピクセル工程用インクジェット印刷装置を受注した同国のセメス社が機器の主要な仕様を調整しているという。サムスンディスプレイは、インクジェット印刷装置をサムスン電子の子会社であるセメス社に全量発注している。セメスは米Kateeva社と競合していたが、様々な要因によりKateevaを制したといわれていた。

(参考記事:「サムスンQDディスプレイ装置は韓国セメス社から導入。内製化すすめる。」)

しかし、ジイレックとによると、機器の受注後の開発プロセスにおいてインクジェット印刷ノズルが詰まる問題が発生したという。セメスはノズルの詰まりを解消するため、インクジェット印刷装置の仕様調整を今月中に終了する予定であるとのこと。

同紙によると、当初は問題なかったが、サムスン側がQDインクを変えたとされ、それがトラブルの原因になった可能性についても触れている。

QDディスプレイは、有機物質である有機発光ダイオード(OLED)と無機物であるQDを融合し、より多くの色を一層正確に表現する技術である。青色OLED材料を蒸着した後、インクジェットプリンティング方式で赤と緑のQDを発光層に実装する。昨年ディスプレイ装置事業を一部だけ残し、外部に売却する案を検討していたとされるセメス社だが、インクジェットプリント装置の受注に成功していた。



コリア・エレクトロニクス

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