LGが香港企業にiPhoneカメラモジュールの生産設備を販売

LG電子所属の生産技術院が、iPhone用のカメラモジュールの生産設備を香港の会社に販売したという。チョソンビズ紙が報じた。
 
 LG電子、LGディスプレイ、LGイノテックなど関連会社の生産プロセス開発を担当していたLG電子所属の生産技術院が先月、iPhone用のカメラモジュールの生産設備を香港の会社に販売したという。 電子業界では、LG電が生産設備・ロボットなどの分野の事業を外部にも展開すると見られているという。
 6日、同紙によると、LG電子の生産技術院は先月、カメラモジュールの生産設備を、香港のスマートフォン用カメラモジュール会社であるコーウェルに販売したという。 コーウェルは、韓国テウ出身のクァク・ジョンファン会長が1997年に設立した会社であり、2008年から米アップルにiPhone用のカメラモジュールを納入している。 電子業界の関係者は、「LGイノテックが使うカメラモジュールの生産設備と同じもの」と述べたという。

 電子業界によると、コーウェルは、今月初めに、LG電子から納品された設備の試験稼動に入ったという。同紙は  「アップルからの品質認証を受ければ、LG電子の設備を大規模に購入・設置し、本格的な工場の稼働に入るだろう」とする部品メーカー関係者のコメントを紹介。 
 コーウェルは、LG電子の機器を利用して、「デュアルモジュール」または「トリプルモジュール」を生産し、アップルに納品する計画であるという。 これまでコーウェルは、シングルモジュールを中心に生産して納品してきた。 アップルの最新高価モデルである「iPhoneの11プロ」は、トリプルモジュールを搭載する。
 LG電子に所属する生産技術院の生産設備は、同社の競争力が集約されているといわれる。

 これまでLGグループ中心だった同社生産技術院が外部販売に出れば、LG電子が本格的に生産設備、産業用ロボットの分野で事業を展開するという意味になる。 LG電子は、今年1月から産業用ロボットの販売に先立ち、顧客を対象に、技術検証を開始した。 今年産業用ロボットの分野では、外部の顧客を誘致するというのが、LG電子の目標だ。 生産設備と工場の自動化ソリューションの分野でも市場の開拓に乗り出したというのが、電子業界の分析だという。
 これまで生産技術院の外部顧客は、ディスプレイの生産設備を輸出した中国の会社数件に過ぎなかったとのこと。
 今後、LG電子のカメラモジュールの生産設備の輸出はコーウェルに加え、他の会社に広がることが予想される。

コリア・エレクトロニクス

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