日本からのフッ化水素対韓国輸出、昨年12月に急増

日本政府の輸出管理(輸出規制)強化品目である高純度フッ化水素の対韓国輸出量が昨年12月に急増したことが分かった。

前年同月比ではまだ4分の1の水準であるが、昨年7月の輸出管理強化以来、5カ月間では最大量になる。日本の財務省が30日発表した昨年12月の品目別貿易統計によると、半導体洗浄剤として使われるフッ化水素の韓国の輸出量は約794tとなった。

前月比では838倍急増した。フッ化水素の対韓国輸出量は昨年9月が0.1t、10月が0.896t、11月が0.947tであった。前年同月(2946t)比では26.9%の水準である。

日本政府が韓国への輸出管理強化を緩和した(再びホワイト国に戻した)わけではないが、少なくとも(日本政府が言うところの)貿易管理に適った輸出手続きがなされているとみられる。

日本政府は昨年7月にフッ化水素とフォトレジスト、フッ素ポリイミドなど3品目についての包括輸出許可を個別許可に切り替えた。そして、韓国を戦略物資輸出統制制度上の輸出優遇国分類であるホワイトリストから除外した。韓国政府はこれを強制徴用工賠償判決に対する経済報復措置であるとし、規制(管理)以前への原状回復を主張していた。

両国間の葛藤が最高潮に達した昨年11月、韓国政府は日韓軍事情報保護協定(GISOMIA)の条件付き延長措置を打ち出した。その約1カ月後、日韓首脳会談を控えた時期に、フォトレジスト1品目の輸出審査・承認方式については、個別許可制から特定の包括許可制に「緩和」する措置をとった。フッ化水素の輸出量が増加したことも、このような流れの延長線上にある可能性がある。

一方、昨年12月16日、東京で開かれた日韓通商当局間の局長級協議の結果、後続の局長級協議を早急に開催することで合意したが、まだ具体的な日時を決められずにいる状態でもある。ホン・ナムギ副首相兼企画財政部長官は去る20日、対外経済長官会議で「日本の輸出規制が完全に解消されず、不確実性が常に存在する」とし、早期にソウルで次回会談を開き、問題の解決のために努力するとした。


(参考記事:「動きのない日韓通商対話、山場は3~4月ごろか?」)


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